まだ空が暗い冬の早朝。
静寂と澄んだ冷たい空気の中で迎える朝は、心をすっと整えてくれる特別な時間です。
2月に受験を控えた娘と共に、私も早起きを始めました。慣れない時間帯の朝は、いつもより世界が静かで、凛とした美しさがあります。そんな冬の朝の空気感に、自然と背筋が伸びる思いがしました。
お仕事作品のご紹介です。
中央公論新社様発行の雑誌 「婦人公論」2026年2月号 にて、特集扉をはじめ多数のイラストを担当させていただきました。
今回の特集テーマは「幸運な人には理由がある」。私自身も記事を読み進めるうちに、少しずつ心が軽くなり、前向きな気持ちを取り戻していくのを感じました。
この扉絵では、富士山の御来光、松、梅、湖、宝船に乗った運の良い男女など、古くから縁起が良いとされるモチーフをふんだんに取り入れ、日本の幸福感あふれる風景として描いています。
静かな湖面に宝船が浮かび、力強くもやさしい光を放つ御来光が昇る富士山。
見る人の心が晴れやかになり、幸せや運をそっと引き寄せてくれるようなイメージを大切にしました。
実際に富士山に登った際に目にした御来光の記憶を重ねながら、明るく、希望に満ちた風景になるよう心を込めて制作しています。このイラストを目にしたすべての方に、あたたかな気持ちと小さな幸運が訪れますように——そんな願いを込めた一枚です。
次回は、誌面中面で描かせていただいた挿絵作品をご紹介予定です。
ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。

